COVID-19の第2波が想像したよりも早く訪れているので、第1波のときに学んだマイクロ飛沫の動き方を改めて思い出しておきたいと思います。
ウイルスを含んだマイクロ飛沫が拡散され、目、鼻、口の粘膜に付着することで感染してしまいます。
だからまず大切なことは、マイクロ飛沫の拡散を防ぎ、自分も浴びないこと。
次に、仮に浴びたとしても、自分の目や鼻や口にもっていかないような体の動き方を習慣に落とし込むこと。
それをきちんと押さえておけば、漠然とした不安から抜け出せるだろうし、漠然とした不安から医療関係者やその家族の差別に当たること、例えば乗客がタクシーの乗務員に医療関係者が前に乗っていないかたずねたり、保育所や学校が医療関係者のお子さんを受け入れないということも起きにくくなるのではないかと思います。
(「マスクの効果的な扱い方」で私たちが気を付けているポイントをご紹介しましたが、それ以上の綿密な手順で、医療関係者はマスクに加えて防護ガウンやフェイスシールドといった道具の着脱を行っています。
それがエリアの移動のたびに行われるのだから、着脱だけでとても時間がかかるのだそうです。
そうしたことを考えると、もしかすると一般市民が医療関係者に心を寄せる行動があるとするなら、
たとえ帰宅後に時間と手間がかかるとしても、医療関係者のようにウイルスを部屋に持ち込まない手順を生活に落とし込むことや、
緊急事態宣言解除によって開放的な気分になりかけて、今までできなかったことを何かしたいなぁと思っても、
ウイルスを部屋や体内に持ち込まない対策をしてでも本当にそれをしたいのか、あるいはする必要があることなのかを自分に問うてみることもあるのかもしれません。)
くしゃみや会話
くしゃみの様子や大きな声で話す様子が高感度カメラで撮影されていて、漂い続けるマイクロ飛沫の動きを見ることができます。
衝撃的な映像でしたが、とても参考になっています。(怖くて台所でくしゃみをできません。)
食事をする
クルーズ船の環境を再現した実験の様子です。
10人の参加者のうち1人が感染しているとして、感染者役の人の手に蛍光塗料をつけ、
30分間ビュッフェスタイルで食事をした際に、どのくらい蛍光塗料が広がっているかを目で確認することができます。
走る・歩く
向かい合っての会話や、走る際のランナーの位置関係によってどのようにマイクロ飛沫が拡散するかを確認できます。
市街での人込みでどのような行動をとるかにも応用できると思います。
実は私たちに引き寄せて考えてみても、気が緩みそうだった時期がありました。
ダイヤモンド・プリンセス号で何が起きていたか検証する番組を見ていたら、隔離生活の次に来るのがうつ症状だったいうことで、
「外の空気を吸いたいねぇ」という伊都の願いも叶えなければならないかなと蜂は揺れていました。
だけど衛生管理と危機管理に長けている平次だったら何というだろうかと考えたら、
おそらく「人の気持ちが緩み始めて、人出が多くなったそういうときが危ない」と言うだろうなと考えていました。
そのとき上記に示したマイクロ飛沫の動きを二人で思い出し、
万が一感染したとき、仮にそのときを楽しんだとしても今の決断を後悔しないかと伊都と二人で話して、
結局行動は変えないという結論に至りました。
きちんと話したことで、別の方法を見つけたのが幸いでした。
こうした葛藤する場面で、人がどう思うかを気にせずにはっきりと判断できる平次は、日々の情報収集に支えられていてすごいと思います。
そしてあの何も起こっていないように見えた穏やかな時に、実際に静かに感染が広がっていたと今わかり、蜂は平次にぐうの音も出ません。
家庭を持つというのは、こういう判断の繰り返しなんでしょうね。
優しいということは、したいということをすんなりと通してあげることではないときがあって、
きちんとした情報や経験や体感に基づいて、はっきりとノーを言うことが本当のやさしさでもある時があるんだとつくづく感じます。
(ふと思うのですが、こういうときに家族や夫婦で何を一番にするかの基準が違ったらかなりきついでしょうね。。)
きちんとマイクロ飛沫の動きを理解して浴びない、体内に取り入れない、そして自分も出さないことと体の距離に引き続き気をつけていきたいと思います。
かつてある人が、限界を本当に受け入れたらその後には創造が待っている、と話してくれたことがあって、実際にそうなったのですが、今もそういう時なのかもしれないなと思っています。