帰ったら即、全着替え

 

最近Instagramを見ていた時に、感動した投稿がありました。

日々の暮らしの温かい部分や共感する話が多く取り上げられていて素敵だなと思っていて、
その中でもこちらの投稿の2枚目の絵を見た時に感動しました。

 

 

 

「帰ってきたら即服着替えて手洗い」と背景にさらっと描かれています。

今のCOVID-19が発生している状況では手洗いは普通のことになっていると思いますが、
同世代の方が「帰ったら即、服の全着替え」の様子をさらっと描かれていることに、ものすごく感動しました。

 

が緊急事態宣言解除後、普段は年配の方が多い病院に行った時に、来院者数がすごく減った状態が続いているのを実感しましたが、
20代30代の患者が多い病院では、通常の2倍近くの来院者が訪れているのを見ていました。

きっとそれまで通院を我慢していて、宣言解除を機に押し寄せた形になったんだろうなと思っていました。

来院者が多かった病院は日を改めたのですが、この後が大変です。

平次の指導で、外出時は上から羽織るものを着て行くこと、外出後はすぐに服の全着替えをすることを頭に入れていたのですが、
いざ帰ってきて、手洗い、消毒、うがい、羽織りものを脱ぐ、持ち物の消毒、そこまでしたときに頭がこんがらがって、あれ?…、全着替えをした記憶がありません…。

今思えば、持ち物の消毒の前に全着替えを入れればよかったと思うのですが、渦中にいるとステップがわからなくなっていました。

これからは外出する前に、帰ったら着替えるものをまとめておくことにしようと思っています。

 

そんなことがあったものですから、あの投稿の絵を見た時に、「帰って即全着替えができているなんて、すごい~!」とさわやかな風に吹かれて感動していました。

 

まだ生態がわかっていないウイルスを前にして健康を守るためには、何がどうなっているのかを自分なりに咀嚼して生活に落とし込まないといけなくて、ウイルスに対して人間の出す宣言や警報の発令や解除は、事態が顕在化した後の目安と行動を変える指針でしかないと思っています。
(これまで通りの経済活動水準に一刻も早く戻したい政府(と経済界?)は、感染予防対策の期待値の最大をもって「この対策をすれば広く移動しても安全だ」と繰り返すけれど、人間はヒューマンエラーを起こしうることを予測には加えていなかった時期が第2波拡大前には顕著にみられたと思います。)

今COVID-19の後遺症がわかってきているようで、命を取り留めたとしても、肺の組織が固くなってもう元に戻らなくなり、普通の生活でも息切れを起こしたりして日常生活に支障が出るケースもあるようです。

日々のちょっとの動きで、全力疾走しているような呼吸になるのはきついです。

取り返しのつかないことで、誰に起こってもいけないことだと思っています。

 

「帰ったら即、全着替え」はCOVID-19だけでなくインフルエンザウイルスにも、今は子どもはいなくても、いずれ子どもの外遊びの際にも役立つ考え方だと思っているので、まずは蜂自身が徹底できるようにルーティーンにしようと思っています。

 

 

(2020.09.03追記)

この記事から3ヶ月後の9月に、若い患者さんが多い方の病院に再び行きました。

オンライン予約を取り入れているかかりつけの病院なのですが、相変わらず人気で人が多く、後ろに40人待ちの最高記録を目撃しました。

そんな中ふと受付の張り紙に目をやると、「厚生労働省の方針の元、対面診療をせずに薬の処方ができます。詳しくはご相談ください。」とのお知らせを目にしました。

気になって受付の人に尋ねると、「状態が安定していれば、受付や電話で処方箋を出せます」とのことでした。

医師とも相談して、次回からその方法をとることにしました。

これは本当に嬉しかったし、ありがたかったです。

厚生労働省をとても身近に感じた瞬間でした。

自分の待ち時間が減るだけでなく、待合室にはマスクをつけられない小さな子どももたくさんいて、医師の診察の負担も減って、その場のみんなにとって最適化が図られる絶妙な工夫だと思います。

オンライン診察や電話診察という方法も考えられていると思うけれど、時にそこまでしなくても、ちょっとした工夫が個人の実生活と公共の場に大きな変化をもたらすことがあります。

どんな方が発案されたのかな、と想像しながら、(上位下達で的を射ない政府のウイルス対策にぶーたれてばかりでなかなか)言えなかったことを、届くかわからないけれど伝えたいなと思いました。

細やかな工夫を日常生活にまで届けていただいて、ありがとうございました。

 

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