みなさんはお茶の時間をとっていますか?
ビーレエションシップではお茶の時間はなんとなく近くにあったものの、丁寧に過ごしているとはいいがたい状況にありました。
でも第二回ビーレエションシップ工房で、お茶の時間の秘める力にはっきり気づかされたということがあったのです。
詳細を話せる時間
刺繍や毛糸編みの細かな点
刺繍でも毛糸編みでも、決めべき詳細はたくさんあります。
簡単な用であれば電話やインターネットを通じて会話することもできますが、込み入った内容の時は、電話やインターネットでできる範囲を越えています。
そんなとき作業後にお茶の時間を共にしていると、どれくらい進んだかを話したり、アイディアを交換したりしているうちに、何が問題になっているのかに気づくことができます。
そしてその後、作業の流れがスムーズになったということがありました。
これが第二回ビーレエションシップ工房での出来事です。
子どもの心
お子さんがいる方にとっても、お茶の時間はとても意味があるようです。
学校であったことを聞く時間になるだけでなく、もしお子さんの表情が違っていたら、何があったのかを聞く用意ができていることを優しく伝える手段になるからです。
近年はいじめの様相も変わってきていて、けががあることや物がなくなっているいじめ以外にも、インターネットを使った匿名の中傷といったいじめが潜んでいます。
そうしたことをお子さんが話すには、時間をたっぷりとって、詳細を丁寧に聞く時間が必要になります。
詳細を共有できることは、次の扉を開く大切な過程です。
このようにお茶の時間は、普段は省略してしまって話さないような話を、気軽に話すことができる時間になります。
また特に信頼関係ができている間柄では、創造的な時間になるようです。
フィーカ
ビーレエションシップではドキュメンタリーについてよく話をします。
あるときスウェーデンのライフスタイルにフィーカ(お茶の時間)があることを知り、目が釘付けになったことがありました。
そのドキュメンタリーによると、スウェーデンの人は一日に何度もフィーカ(お茶の時間)をとるのだとか。
ライフスタイルを提案する奥様の手作りのお菓子をご主人が職場に持って行き、仕事の合間に同僚とお茶の時間をとる姿は、豊かな時間に包まれているように見えました。
あの光景はまた、伊都の職場の空気感とよく似ていました。
そして気づけば、ビーレエションシップのもとにはお茶の時間に関するドキュメンタリーが集まっていました。
憧れるだけではなく、これはそろそろ腰を入れて取り組むテーマなのかもしれません。
ブレインストーミングと環境の整理
とはいえ、ビーレエションシップとして何を提供できるのだろうかという疑問がずっと蜂の頭の中にありました。
ビーレエションシップはプロのお菓子職人ではないし、インテリアを扱うお店でもないのです。
家庭料理と家庭のお菓子には関心がありますが、おいしいレシピは世の中にごまんとあります。
そんなとき別のところからやってきた課題を紐解いていると、どういうわけかまたお茶の時間というテーマに出てきたのです。
どうもお茶の時間は大切なもののようです。
そこでお茶の時間に関してアンテナを立てブレインストーミングをし、
くしくもたくさんあるマグカップや茶器、食器などをもう一度整理してみるところから始めようかなと思っているところです。
作業の合間には、もちろんお茶の時間を忘れずにするつもりです。
みなさんはどんなときにお茶の時間をとっていますか?