料理の準備の仕方を決める方法と、料理にも仕事にも必要な能力

前回は、家庭料理が長期間外部委託されることへの危機感を書きました。

そして母親が毎日完璧に料理を作ることと、家庭料理を代行することという二者択一を越えるものは何だろうかと考え始めていました。

今回は、二者択一の料理への考え方を越えて、最適な料理の準備の仕方を決める方法と、
それを支える、料理にも仕事にも共通する力について、思いを巡らせてみようと思います。

Ⅰ. 料理の準備の仕方を決める方法

Huffington Postの記事を読んでいると、

海外と比べても女性の家事時間が長い日本。

それぞれの家庭で、それぞれが家事して疲弊してるの、おかしくない?

そもそも、日本の家事時間、減らした方がよくない?

私たちは、なぜ家事をしないことに「後ろめたさ」を感じるのか
Huffington Post (2018年5月23日アクセス).

とあり、料理でも調理の時間を減らすのは一つの方向だと思います。

加えれば、ただやみくもに減らすのではなく、効率的にしたいと蜂は考えます。

スーパー主婦という発想では家事の仕方の効率を探し、
つくりおきやカット野菜は、料理の仕方の効率を追っています。

家事も進化しますね。

いろいろな考え方がある中で、自分と家族に最適な方法をどうやって探したらよいのでしょうか。

それには、まず自分を見つめることから始まるのではないかと思っています。

A. 何が今の幸せかを見直す

人生のステージにおいて、大切にするものは変わってきます。

今、何を大切にするのか、それを自分に問い直す必要はあると思います。

子どもが生まれて、子どものそばにいて見守り、育みたいと思うなら、
キャリアが中断することや収入が減ることを覚悟して、仕事を一休みする必要があります。
(それを可能とする社会の流れも作っていきたいところです。)

料理をしたり、子どもの身の回りの世話をすることに加えて、
歌を歌って聞かせたり、豊かな声掛けをしたり、写真を撮ったりと、
子どもの感覚を育みながら子育てを楽しむ方法はたくさんあります。

将来の教育費を考慮したり、自分のキャリアを継続したいと思うのなら、
ゆとりが減るという家族へしわ寄せがくるかもしれないことを覚悟して、楽に家を運営する方法を探す必要があります。
そして具体的に家族へどんなしわ寄せがくるかを予想して、対策を立てる必要が出てきます。

そして必ず、仕事などの考えや心配事を頭から追い出して目の前の家族だけを見る時間を作る必要が出てくると思います。

蜂が思うのは、長期間仕事か家庭かどちらか一方に比重がアンバランスにかかる以外の方法はないのかなということで、
その事例をいろいろ探しています。

どちらか一方にならない方法はあるんですよね。

まだ今はその感覚が主流になるには、通過点なのかもしれません。

Beelationshipとしても引き続き調査を続けていき、何らかの形で体現できるようにしたいと考えています。

B. 家族からのフィードバックに耳を澄ます

この記事では料理がテーマなので料理に絞って書きますと、
料理について家族からのフィードバックを大切にしましょう。

どんなときに笑って食べているのか?

どんなときに険悪になるのか?

表情や言葉、雰囲気を目印に、家族から発せられるサインを見つけ、ノートに書き留めてみましょう。

C. 自分の状態を優しく確認する

家族からのフィードバックに加えて、自分の状態を確認しましょう。

どんなときに笑って食事しているだろうか?

どんなときに、頑張りすぎて不満がたまる傾向があるだろうか?

どんなときに、手を抜いていると罪悪感がたまるだろうか?

何を食べたとき、ほっとするだろうか?

自分の心の声を批判せずに、そのままの声を聞き取って、ノートに書き留めてみましょう。

D. できるだけ多くの選択肢を持つ

料理を外から手配するにしても、家で作るにしても、
できるだけ多く、自分とつながっている選択肢をもちましょう。

自分とつながっている選択肢というのは、自分で試してよいと感じられる選択肢のことです。

番組にあったような家事代行サービスは、ここに位置づけられるでしょうし、
レシピや使いやすい食材を多く見つけておくという方法もあると思います。

(Beelationshipでも、家庭での選択肢をまとめていきたいと考えています。)

Ⅱ. 家事でも必要となる、自ら課題を設定し、解決する力

前回の記事と今回の記事を書き始まるまでは、蜂はもやもやして眠れず、
いざ書こうとしても考えがまとまらずに何度も逃げそうになっていました。

自分が自分が何を大切にしていて、何をしたくないと考えているのかがはっきりするまでの中途半端な時間は、精神的につらいものがあります。

それだけこのテーマは複雑で、立場や人によって見方は様々で、ひとつの答えが出ないテーマなのだと思います。

そう考えていたとき、Huffington Postの記事を読んでいたのに、気づいていなかった声が2つあることにハッとしました。

A. 中途半端感と後ろめたさ

1つは、先ほどのHuffington Postの記事の冒頭の、

現実は、中途半端な仕事、中途半端な子育て。仕事もしたい子育てもしたい。私は欲張っていたのかもしれない。

私たちは、なぜ家事をしないことに「後ろめたさ」を感じるのか
Huffington Post (2018年5月23日アクセス).

という声です。

これは、記事を書き終えた今だからよくわかるのですが、
中途半端な状態って、達成感が得られない、きつい時期ですよね。

そしてもう1つが、この記事のタイトルである、
「なぜ後ろめたさを感じるのか」ということに対しての答えは記事に書いていないということでした。

このような声が文中にあることから、

果たして、心のどこかに「ちゃんと子どもに料理を作らなきゃ」という思いはないのだろうか(私が思っているから聞いてみた)。私たちは、なぜ家事をしないことに「後ろめたさ」を感じるのか
Huffington Post (2018年5月23日アクセス).

「後ろめたさ」を感じる思いは今も続いているのかなと思います。

もしかすると、中途半端な感じと家事のきつさは関連していて、
後ろめたさと中途半端な感じもつながっているのもしれないと思い始めました。

後ろめたさというのは、本来すべきと思うことをしていないと感じることからくる感情です。

実際に家事をしていたとしても、本人がそう思えなかったら、
残念なことに、その人にとっては家事をやっていないことになってしまうのです。

B. 根本的で持続可能な、家事に対する後ろめたさの解消法

もしそうだとしたら、それを解消するには、家事代行を頼むことも解決策なのだと思いますが、
達成感を得ることが、根本的で持続可能な答えの一つになるのではないかと思います。

それには、小さな課題を自分で自分に作る必要があります。

例えば、ずーーっと小さなホコリが気になっていて、ゴミ箱に入れれば気持ちがすっきりするとわかったら、
そう課題を設定し、次の瞬間にポイっとホコリをゴミ箱に移動させるだけで、課題達成です。

小さく見えても、この行動の意味は、ごみを捨てたことだけでなく、
自分で課題を設定したことと自分で実行したこと、そして次の課題設定へのきっかけになるところにあります。

小さなことを一つクリアしたら、もしかすると自然に体が動くかもしれません。

大きく見える課題は、寝かせましょう。

ずっと頭に置きながらも忘れていれば、そのうち小さなひものような取り掛かりのきっかけが見えてきます。

今度はそれを課題にすればいいのです。

ヒントを得る速度を上げたいのなら、情報を探したり、専門家に依頼したりすると(家事代行サービスも含まれます)、
見えてくるものがぐんと変わるはずです。

自分で大切なことを見直し、課題を設定し、達成すること。

カオスに見える状態の中に、自分がしていることを見つけること。

この点は、仕事をするにしても、家庭料理をするにしても共通する、核となる力なのではないかと思います。

その力が個人の中に育っていれば、家庭にいても、社会に出ても大丈夫なのではないかと思うのです。

Ⅲ. 最後に

前回の記事と今回の記事の2回シリーズで、プロフェッショナル仕事の流儀で得た刺激をもとに、
家庭料理が長期間外部委託されることへの危機感と、
それぞれに最適な料理の準備の仕方を決める方法、
そして家事にも仕事にも共通する必要な能力について、悩みながらも思いを言葉に変えてきました。

Beelationshipとしては、
料理をする人がまとう温かい雰囲気を、家族の誰かに求める気持ちがあるのは変わらないのではないかと思い、
生活にその要素を入れることは不可欠だろうと考えるに至っています。

そしてBeelationshipのテーマとしている「鍛えられた母性」が意味することのひとつに、
「仕事モードと料理モードを切り替える強さ」があることも見えてきました。

「鍛えられた母性」とは内面的な性質なので、性別に関係なく、誰もが内面に育むことができるものだと考えています。

 

2回シリーズになったこのテーマも一区切りです。

さぁ、頭をクールダウンして、料理に取りかかりましょうか。

Ⅳ. 文責と著作権

文章や写真のすべての著作権は、Beelationshipに帰属します。
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