編み物と母性の温かみとのつながりは、やっぱりこの世界にある

-「『凄すぎる』『“いいね”連打したい』88歳のおばあちゃん作のセーターが“手編みの技術半端ない”と話題に」を読んで -

とてもうれしいニュースがYahoo!ニュースから飛び込んできました!

「凄すぎる」「“いいね”連打したい」 88歳のおばあちゃん作のセーターが“手編みの技術半端ない”と話題に(ねとらぼ) – Yahoo!ニュース

まめきち(@mamekichi0625)さんという方の88歳のおばあさまが手編みしたピンクのセーターが話題になっていたのです。

 

上記のようにYahoo!ニュースのトップに掲載されたほか、ツイッターでは2日間で22万5000件超の“いいね”を獲得したとのことです。

え~っ!おばあちゃんとお孫さんとセーターのエピソードが、時事ニュースや芸能の話題が中心のYahoo!のニュースに掲載されているなんて、すごい~!

とびっくりしつつも、まるで温泉に入っているかのように心が温かくなり、すっかりほっこりしながら一読しました。

 

Beelationshipのメンバーであるは、早速他のメンバーの平次伊都にすぐに連絡をしました。

そうなんです、三人の間の回覧板のようなネットワークがあるのです。

その後改めてゆっくりと記事やコメントを読んでいると、
まめきちさんのおばあさんの手編みのセーターに関するものや、
手編みそのものにまつわるもの、
そして”母親”や”祖母”の手編みにまつわるエピソードがたくさんありました。

 

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共感することや言葉にできない思いがたくさん表現されていてて、宝物のように思えました。

その中でも今の蜂に印象的だったのが、
「『装苑』を母に見せて似たものを作ってと母に頼むと、
母に何号の毛糸を何玉買ってきてと言われ、毛糸を買いに行って渡した。
すると、一週間ぐらいで同じものができていた。」というエピソードや、
「ものを作り出す母の手は、まるで魔法みたいだった」というエピソードでした。

こうしたエピソードを読んでいると、幼い伊都とその母のとの、このエピソードが心の中に蘇ってきました。

幼い伊都が学校から帰ってくると、
「よしこちゃんがかわいいセーターを着ていたから私にも作って」と美都にせがむことがありました。

美都はそれを実際に作り出してくれるのです。

いつも近くにあった女性性のシンボル – 編み物 – Beelationship

蜂は学生時代に伊都と一緒に暮らしていたことがあるのですが、そのときスカートを作ってほしいと伊都に頼んだことがあります。

伊都は嫌な顔ひとつしないどころか、自分が取り掛かっていた刺繍の手を止めて、どんなスカートにしたいのか話を聴いてくれました。

そして次の日曜日に、必要な材料を買い求めに一緒に買い物に出かけてくれたのです。

蜂はただただ嬉しくて、どうやってスカートができるのかを間近に見られることにわくわくしていて、蜂の願いを叶えようと動いてくれる伊都の存在がとても大きくて温かったのです。

後になって気づくことは、このやり取りの中で、蜂は伊都から大切なことを教わっていたのだと思います。

いろいろあると思いますが、
まず1つ目は、「誰かが何かを話しかけてきたら、手を止めて話を聴く」という、鍛えられた母性の姿だと思います。

何かをしながら人の話を聴いてしまうとき、とても反省します。

そしてもう一つは、実際に作り出せる知識と技術の結集の存在です。

家事に仕事に忙しい中で、時間を見つけては手を動かしていたから蓄えられているわけで、
それを計画することができることも、鍛えられた女性の在り方ではないかと思うのです。

 

実はこのニュースが飛び込んでくるまでは、
伊都と、伊都と蜂の間で繰り返されたようなやりとりをテーマに
焦点を当て続け、伝えることは難しいのではないかと蜂は感じていました。

家庭の中にあるからこその温かいエピソードであるし、
家事のアウトソーシングや女性の社会進出が進む潮流の中で、
逆にそうしたことを行っている方を苦しめてしまうのだろうかと考えたり、
時代の流れに逆らっているような気もしていました。
(一方で、家庭の暮らしを大切にしている人の話をうかがえば、
外で働かずに子どもを育てることに、経済的な不自由さを感じたり、
社会の目線からの息苦しさを感じることも聞いています。)

それでも家庭の温かみと鍛えられた母性というテーマをあきらめきれなかった蜂は、
年配の方の作品を展示するオンラインギャラリーを立ち上げて、
もしかしたらなんらかの出合いがあるかもしれないと胸を弾ませてみたりもしましたが、
進めるほどにわかってきたことは、
家庭の中の温かいエピソードは、計画すれば出合うことができて集められるものではないということです。

それでも、いつもはあまり光が当たらないこの世界のどこかに、それはあるとずっと信じてただただ待っていました。

ですから、突如このニュースに光が当たったことに目を疑うほどびっくりして、飛び上がりたくなるほどうれしかったのです。

必要なときには出合いは起こるのだということを、今回ことで強く感じました。

今回の記事や記事に残されたコメントは、
”市場では価値を見出されていない家庭でのこうした時間ややりとりは、本当に価値がないものなの?
外に出て働くことだけをよしとしていいの?
ある時期には外に出て働くし、ある時期には家庭の温もりに力を注ぐというように、
時期によって何に力を注ぐかを選択できるという考え方があるんじゃないの?
今光を当てられていない、家庭でのやりとりや温かみがもたらす影響を、目をしっかり開いてみてね。”
と語りかけているようにも感じます。

もしかすると、南極地点にの家事のアウトソーシングがあり、
北極地点にゆっくりと手をかける昔ながらの暮らしがあるとして、
その距離がどんどん開き、比重が南極地点に傾いている今だからこそ、
人々の無意識の集まりがこの記事に光を当てたのかもしれない、とも感じています。

ご覧になった皆様は、どのように感じられましたか?

 

さて、もうひとつ共感したエピソードがこちらです。

まめきちさんのおばあちゃんが作り上げた“手編み”の作品で、ご本人は「流行りの色も模様もわからないもの、これ着て外に出たら笑われちゃわない?」と心配していたとのこと。

この部分を読んでいて、”これ、わかる~”と思わず膝を打ちたくなりました。

伊都も80代ですが、まさに同じように自分の作品を披露することにはためらいがありました。

今の世代はInstagramなどでいかに自分や作品をアピールするかが主流になっていますよね。

アテンション(注目)の奪い合いとも言えるかもしれないし、アーティスト気質に変化し自己プロデュースが鍛えられているともいえるかもしれません。

しかし、80代になる世代は違うと思います。

自分より誰かのため、アーティストというよりも職人で、自分の作品が出来上がってもひっそりと使ったり飾ったりする方が多いように思います。

蜂が伊都の刺繍作品を撮影するときも、初めは「気恥ずかしい、こそばい」とずっと言っていました。

 

話題になったまめきちさんの88歳のおばあさまが編んだピンクのセーターは、温かみが伝わってきて本当にすてきです。

このニュースを知った伊都は、数日休んでいた毛糸をまた編み始めています。

そしてこのニュースを知ったのは、伊都の誕生日が近いときでした。

これは伊都への最高のプレゼントだったんじゃないかなと蜂は感じています。

 

最後にもう一つ気になったものがありまして、それがこちらのベストです!

 

とてもかわいいですよね、
赤ちゃんと毛糸ってホントによく似合うし、見ているだけで癒されます。

この黄色と白のベストは、
伊都が蜂の兄弟のために作ったベストに色も形も雰囲気もよく似ているので、
懐かしいさがこみあげてきます。

編んでくれたセーターやベストが毎日の生活に新しく入り、
着慣れたり、記念撮影が行われたりして生活に溶け込み、
家族の1ページとなり、人生の一部になっていく。

そうしたものを作り出す人には、温かくて鍛えられた母性が宿っているのかもしれません。

クローズアップされないだけで、確かに今も、編み物にまつわる心温まるやりとりはあるんですよね。

そして家族の中で代々伝わっていき、それを知った人々の心も温めていることがわかるのが今回の記事ではないかと思います。

蜂も、後の世代の家族が願ったものを作り出せるような編み物技術を身につけられるように、
これからもたくさん練習したいと改めて思っています。

そしてビーレエションシップも、
作りたいものを作り出せるような試行錯誤の場となるようにしたいなと考え始めています。

編み物と母性の話